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洪鋒雷・赤松大輔研究室@横浜国立大学 理工学部・大学院工学研究院では、超精密分光・量子計測を専門とし、光コム、光周波数コム、光時計、原子・分子、原子時計、量子標準の研究・教育を行う

〒240-8501 横浜市保土ヶ谷区常盤台79-5
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 学生のひろば

Boulder市内。ロッキー山脈の麓、広大な土地が広がっていました。

後輩の皆さんにも是非ROUTEを通じて様々な経験を


郷治侑真


 私はアメリカのコロラド大学ボルダー校(CUB)に横浜国立大学のROUTEというプロジェクトの一環であるiROUTEを利用して、今年の10月に1週間ほど研究をしに行きました。海外の研究室に行ってみようと思った大きなきっかけは特になく、元々海外に興味があったところ、ちょうどiROUTEに応募する資格があったため、申し込んでみると申請が通ったので海外に行くことが決まりました。今回はCUBの光周波数コムなどを研究されているThomas Schibli先生の研究室で実験してきました。指導教員である洪先生がSchibli先生とお知り合いで、私がROUTEで光周波数コムに関する研究を行っていたことから、洪先生が連絡を取ってくださりSchibli先生が快く受け入れてくださったために、この研究室に訪問することが決まりました。

 今回の海外渡航が公私を含めて初めてだったため、渡航1週間前ぐらいからかなり不安でした。ただ、実際にアメリカに着いてみると現地の方々との会話も日常生活程度であれば簡単な英語で済ますこともでき、案外何とかなるものだと実感しました。研究室では専門用語や細かな説明を聞き取ることができない場面ばかりでしたが、幸いにも訪問先の研究室に産総研の研究者の方がいらっしゃったおかげで、細かい指示などを日本語で説明していただけたので、何とか1週間研究をしていくことができました。1週間という短い期間だったこともあり、大きな成果を上げることはできませんでしたが、向こうの研究室で使われている実験装置の校正などをすることができました。


研究室が入っているCUB物理棟。10月に雪が降っていました。

 今回の滞在では、海外の研究室で、論文でしか読んだことのなかった実験装置を触ったり、系を組んだりすることができ、今まで体験したことのない様々なことを経験することができました。また、研究室が多国籍だったため、研究以外の場面でも多くのことを学ぶことができたので、大変有意義な1週間を過ごすことができました。今回の滞在が非常に有意義であったので、さらに研究に励み専門的な内容もある程度英語で議論できるようにして、再びもっと長期間留学してみたいと強く思いました。

 ROUTEでは、早い時期から研究に触れることができるだけでなく、ROUTE plusやiROUTEを通じて様々な経験をすることができます。物理工学の後輩の皆さんにも是非ROUTEを通じて様々な経験をして頂きたいです。もし、ROUTEやその他のことでも何か聞きたいことがありましたら、総合研究棟W-301までお気軽にお越しください。

週末にハイキングに行ったRoyal Archで撮った一枚。


(2020年1月14日)





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