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(洪研究室は2014年10月に設立されたため、本年次報告は洪先生の産総研時代の研究活動も含めるものとします。)
1. 構成
名前: 洪 鋒雷(教授)
主要担当科目:
(学部)原子・分子のレーザー分光、インベスティゲーション実習
(大学院)超精密レーザー分光学概論
教育研究分野: 超精密分光、量子計測、原子・分子、量子エレクトロニクス、量子標準
所属学会:日本物理学会、応用物理学会、アメリカ光学会
学内委員:該当なし
学外委員・公的活動:
物理科学雑誌『パリティ』編集委員(2012年4月〜)
日本学術会議電気電子工学委員会URSI分科会電磁波計測小委員会委員(2009年4月〜)
電気学会電子回路技術委員会光領域および精密周波数発生の回路技術調査専門委員会委員(2013年4月〜)
計量法に基づく校正事業者登録制度(JCSS)等に係る技術委員会時間分科会会長(2011年4月〜)
計量法に基づく校正事業者登録制度(JCSS)等に係る技術委員会長さ分科会委員(2007年4月〜)
国際度量衡委員会時間周波数諮問委員会Advanced Time and Frequency Transfer Techniques作業部会議長(2012年〜)
海外研究プロジェクト運営(ドイツ)European joint research project Network for European Accurate Time and Frequency Transfer (NEAT-FT), Advisory Board Member(2012年〜)
国際会議Conference on Precision Electromagnetic Measurement (CPEM)プログラム委員会委員(2008年〜)
国際会議European Frequency and Time Forum (EFTF)プログラム委員会委員(2014年〜)
国際会議Asia-Pacific Radio Science Conference (AP-RASC)プログラム委員会委員(2010年〜)
国際会議IEEE International Frequency Control Symposium (IFCS)プログラム委員会委員(2014年〜)
国際会議Asia Pacific Workshop on Time and Frequency (ATF)プログラム委員会委員(2010年〜)
国立情報研究所客員教授(2010年〜)、産業技術総合研究所招聘研究員(2014年10月〜)
2. 研究テーマ
当研究室では、光周波数コムを中心に、位相制御技術や非線形変換技術を駆使し、広帯域な超高コヒーレント光源を開発する。これによって、原子や分子の超高分解能分光を実施し、微細構造定数恒常性の検証や分子の超微細構造定数の決定を行う。 また、光周波数コムによる分光計測、重力波検出と相対論検証、宇宙物理への応用研究を行う。さらに、光通信や量子技術ネットワークなどへの応用が期待されるコヒーレント光伝送に関する研究開発を行う。2014年度には具体的には、以下のような研究テーマでの研究を行った。
1) 超高安定化レーザーの開発に関する研究
2) デュアルコム分光に関する研究開発
3) ヨウ素分子の精密分光に関する研究
4) 超小型周波数安定化レーザーの開発に関する研究
キーワード:
光コム、光周波数コム、光時計、原子・分子、量子エレクトロニクス、光通信、原子時計、量子標準、量子計測
3. 本年度のトピックス
1) イッテルビウム光格子時計の周波数計測と秒の再定義への貢献に対して、応用物理学会優秀論文賞を受賞した。
2) ノーベル物理学賞を受賞したJ.L. Hall博士を招聘し、学長との面会及び第5回工学研究院国際卓越講演会「レーザー物理の新しい展開:光コムと光時計」を実施した。
3) 応用光学懇談会において、光コムと次世代標準に関する招待講演を行った。
4. 学生の研究教育活動
・在籍学生数
卒研生 博士前期課程 博士後期課程 研究生 交換留学生
0 0 0 1 0
・卒業・修了学生数
卒研生 博士前期課程 博士後期課程
0 0 0
・学生の国際会議・学会・研究会発表数 自研究室学生の登壇のみ
国際会議 国内学会 国内研究会 学内研究会
1 3 0 0
・学生の受けた表彰・助成金
該当なし
5. 国際交流
・海外派遣(受け入れ機関、期間、課題名、財源)
1) University of Neuchatel(スイス)、2014年6月22日−28日、国際会議発表European Frequency
and Time Forum、外部資金(産総研)
2) National Institute of Metrology(タイ)、2014年7月27日−8月2日、国際ワークショップの主催及び発表Training
Course on Calibration of laser frequency using Iodine Stabilized He-Ne
laser and optical comb、外部資金(産総研)
3) Daejeon Convention Center(韓国)、2014年9月19日−24日、国際会議発表The Asia Pacific
Metrology Program General Assembly & Related Meetings、外部資金(産総研)
・海外招聘(研究者名、期間、課題名、財源)
1) Dr. John L. Hall, JILA, University of Colorado (CU) and National Institute
of Science and Technology (NIST), Boulder, CO, USA、2014/10/29、第5回工学研究院国際卓越講演会「レーザー物理の新しい展開:光コムと光時計」、研究協力
・海外国際会議参加発表数 登壇回数による延べ件数
3件
6. 外部資金
・科学研究費(研究種目、研究課題名、代表・分担、交付額、年度)
該当なし
・一般財団助成・奨学寄付金
該当なし
・受託・共同研究
1) JST ERATO美濃島知的光シンセサイザプロジェクト、分担
・海外渡航費
該当なし