2台の独立したモード同期レーザーの間に位相同期を施すことにより、より短いレーザーパルスが得られた32)。さらに光コムは、呼気の分析33)、惑星探査34)、加速器35)などの研究にも応用され、研究のすそ野がますます広がっている。データベースISI Web of Knowledgeにおいて、キーワード「Optical frequency」で調べた論文発表及び論文引用の数を図5に示す。論文発表の数はほぼ直線的に増えているのに対して、論文引用の数は特に99年以降大きく伸び、この分野が大変注目されていることがわかる。
図 5 「Optical frequency」をキーワードに、ISI Web of Knowledge(トムソンコーポレーション株式会社)で調べた論文発表及び論文引用の数。