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洪鋒雷研究室@横浜国立大学 理工学部・大学院工学研究院では、超精密分光・量子計測を専門とし、光コム、光周波数コム、光時計、原子・分子、量エレ、原子時計、量子標準の研究・教育を行う

〒240-8501 横浜市保土ヶ谷区常盤台79-5
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大苗 敦博士を偲んで(In memory of Dr. Atsushi Onae)


 産業技術総合研究所上級主任研究員大苗敦博士が2017年6月12日に逝去されました。
 6月9日の夜より入院、療養中で、突然のことでした。享年59歳でした。


Dr. Atsushi Onae, Chief Senior Researcher of AIST, passed away on June 12, 2017. He was 59 years old.

ご経歴(Research career)


産業技術総合研究所物理計測標準研究部門上級主任研究員

略歴:1958年東京都生まれ。1988年東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程中退。同年通商産業省工業技術院計量研究所入所(現、独立行政法人産業技術総合研究所)。90年理学博士(東京大学)。アセチレン分子を用いた光通信帯での周波数(波長)標準器の開発、およびその評価のための光周波数計測技術の研究に従事。日本物理学会、応用物理学会、日本分光学会各会員。

本学との関係:
1)非常勤講師:理工学部の授業「計測」を担当
2)共同研究:洪・吉井研究室と共同研究

研究業績(Research activities)


東京大学大学院時代は、主にガスレーザーのダイナミクスに関する研究を行っていた。

計量研究所に入所してから、当初はガスレーザーの周波数安定化及びそれを応用した周波数チェーンの研究に従事した。その後、光通信帯の波長標準となるアセチレン安定化レーザー及びその周波数計測の研究に軸足を移し、研究の花を大きく咲かせた。産業技術総合研究所になってからは、アセチレン安定化レーザーによる光通信帯波長標準の校正業務にも従事した。また、周波数安定化レーザー、光コム、光格子時計の研究に多くの業績を残している。

近年では、計量標準知識の普及活動の一環で、横国、学習院、筑波大で計量計測に関する講義(出前授業)も行っていた。

受賞歴:
1) 精密工学会論文賞、 タイトル:3本の安定化レーザを用いた長尺ブロックゲージ干渉計の開発、表彰団体:精密工学会、受賞者:尾藤洋一、平井亜紀子、吉森秀明、洪 鋒雷、大苗 敦、岩崎茂雄、瀬田勝男、2003/03/27
2) 光・量子エレクトロニクス業績賞(宅間宏賞)、 受賞理由:1.5μm光通信帯13C2H2光周波数標準の確立の研究、表彰団体:応用物理学会、受賞者:中川賢一、大苗 敦、2003
3) 文部科学大臣表彰科学技術賞、受賞理由:光コムによる通信帯標準の周波数計測に関する研究、表彰団体:文部科学省、受賞者:洪 鋒雷、稲場 肇、大苗 敦、美濃島 薫、松本弘一、2009/04/15

4) 応用物理学会優秀論文賞、タイトル:Improved Absolute Frequency Measurement of the 171Yb Optical Lattice Clock towards a Candidate for the Redefinition of the Second、表彰団体:応用物理学会、受賞者:安田正美、稲場 肇、河野託也、田邊建彦、中嶋善晶、保坂一元、赤松大輔、大苗 敦、鈴山智也、雨宮正樹、洪 鋒雷、2014/09/17

思い出(Memories)


東京大学大学院時代(Graduate school days)

清水先生ご自宅訪問(左から2番目)

松島さん送別会(後ろ中央)

CPEM1988(一番右)

CPEM1988(一番左)


計量研究所時代(NRLM period)

(一番左)

(真ん中あたり)

(一番左)



産総研になってから(Since AIST)



バナースペース


横浜国立大学

理工学部

物理工学EP

洪研究室 横浜国立大学

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横浜市保土ヶ谷区常盤台79-5
横浜国立大学
大学院工学研究院 物理工学



世紀のイノベーション,光コム技術
[応用物理 Vol. 84, No. 1, p. 30 (2015)]


「時間」についての
基礎解説と最新動向

[計測と制御 Vol. 53, No. 5, p. 438 (2014)]


原子時計の発展と秒の再定義
[日本物理学会 Vol. 69, No. 4, p. 196 (2014)]